2018年6月13日水曜日

免疫力が低下している現実:ノロウィルス

慢性疲労症候群は免疫力が低下すると説明されている。
けれど、それがどのように低下して何が身体に起きる可能性があるのか、何も具体的な案内は医療機関や医師、学術記録などからされていない。

患者は、常に何かが起きてから、それが慢性疲労症候群によるものだと思い知る。

季節性の感冒にいつも罹患しやすいのかと思いきや、あまり感染することもなく、インフルエンザには常に耐性がなく感染しやすく、アデノウィルスに感染するかと思いきや、ウィルス型の不一致によって感染しない時もあり、一体何に気を付けて生活すれば安全なのか全く予測が着かない。

先日、気を付けていたのに、他人に勧められて不用意に生牡蠣を食べてしまった。
今まで一度も食中毒になんか罹ったことがないのに、何の抵抗力や免疫力が低下していたのか、ノロウィルスに感染してしまった。
その4日前に熱中症と思われる症状の激痛発作で寝込んでいた矢先だったのもあり、嫌な予感はしていた。食べる寸前に虫の知らせのように、もしかしたら危ないかも?と察してはいた。
それまで珍しくピンピンと元気にしていたのに、食して12時間後、突如水様便と激しい腹痛が襲った。
トイレに駆け込み、座り込んで一時間、水道の蛇口から水が出るかの如く、止め処のない水様便が続き、終いには嘔吐し、滝のような脂汗が全身から吹き出し、嘔吐した洗面器にボタボタと雫が落ちた。
もう治まったかと思い、ベッドに倒れこみ、腹痛に七転八倒をしている内に意識が薄れ、ウトウトと寝てしまった。
寝ながら、もしかしたら腹圧で流れ出てしまうかもしれないと思いつつも起き上がれなかった。
それから3時間後、ベッドに垂れ流してしまった気持ちの悪い感触で飛び起き、痛む腹と全身倦怠感と吐き気の中、シーツを全部剥がして、風呂場に行き、汚れた下着と身体を洗って、介護用オムツを宛がって、またベッドに倒れ込んだ。
流石に、生牡蠣しか食べていない状況からこれは食中毒だと直感して、医療機関の救急外来へ電話で事情を話し、直ぐに受診しないと危ないのか?と聞いた。
ノロウィルスだから成す術はなく、ウィルスが身体から出て行くのを待つしかないのと、禁忌薬の多い薬物アレルギーの私には施せる薬がないから脱水症を防ぐために経口補水液と整腸剤を飲んで自宅で安静にしていて下さい、との返事だった。
抗菌薬も抗ウィルス薬も使えない身体は、自然治癒を待つしかないということだ。

普段から水分をやや多く摂る私だが、流石に水道水では補水にはならないようで、買ってきた生理食塩水と同等の経口補水液とポカリスウェットは500mlをあっという間に飲み干してしまい脱水症寸前だったのが解かった。
それほど水分を摂っていた訳ではないのに、体中の水分が水様便と汗で放出していたんだ、と驚いた。

それから今日で丸4日が経過して、下痢と腹痛は無くなったにも関わらず、歯周病がひどく虫歯だらけになっている口腔内は免疫力がなく、歯茎が腫れ、頬まで腫れあがってしまっている。
ノロウィルスが口腔感染症を引き起こして、歯周病を悪化させている。
感染症同士の悪化のさせ合いのような悪循環だ。
このノロウィルス症状が治まらなければ歯科治療も出来ない。


自覚出来ない疲労の蓄積が、こうして何気ない予想も着かない感染症を次々に引き起こす。

トラマドールによって全身の激痛緩和がされていると、疲労感を然程感じず、線維筋痛症の鈍い筋肉痛や関節痛を少し感じる程度(とは言え患者的感覚の圧痛感だが)で、割と元気なような錯覚をするために、全身症状に鈍感になる。
所詮、脳の認知を誤魔化しているに過ぎないのに、それによって感染症の苦痛まで鈍感になってしまい正常な身体反応が認識できなくなっている。

これで良いのだろうか?
こんな事をしていて肉体的には大丈夫なのだろうか?
そう考える。

消化器症状を誤魔化すと命取りになる。
自分の知らぬ間に毒素が全身に回り、気がついた時には症状が悪化していて、手遅れ寸前になるのは当たり前だ。
インフルエンザウィルスは、はっきりと一定期間身体に潜伏して強力な毒素で全身を痛めるが一週間もすればウィルスの残留はほぼない。
だが、このノロウィルスは、はっきりと排泄され切る期間が分からない。
症状が無くなったからと言っても、腸内細菌と共に一か月近くも潜伏し続け、排便や口腔から排出し続ける。
厄介なもので、感染力が強く、感染経路は肛門と口腔からだから下手に他人と接触してはいけない。
それが何日間なのか、個人差があって全く分からない。
現在、運が良いのか悪いのか歯周病を患っている私にはバロメーターがあるから、この症状が出て来なくなったらウィルスは排除された、と考えれば良いのだろう。

子供が幼児だった時にロタウィルス感染症(冬季感染症)に罹ったことがある。
その時、約一か月近く自宅療養して保育園に行けなかった。
それを覚えている。
手足口病の時にも一か月近く、発疹が治まらなかった。
それとこのノロウィルスも同じ状態なのだろう。
健康な人が感染したとしても、不顕性や発症したとしても半月程度の自宅療養で直ぐにウィルスは排除されるだろう。

ならば、この慢性疲労症候群の私は一体いつまで完治するまで掛かるのか?
まったく医者にも見当が着いていない。
本当にこんな病気を患っていて、一般社会の中で生活していて大丈夫なのだろうか?
いつ、どこで、どんな菌やウィルスに感染して、理解不能で対処不能なものに暴露されるのか分からないでいて、バイオハザードゾーンを日常的に渡り歩くような生活に恐怖感を抱かずには居られないだろう。
それが現実と本音だ。


いつ、何が起きるのか分からない慢性疲労症候群と線維筋痛症。
これを難病と言わずして、何だと判断しているのか、とつくづく思わずには居られない。
『死にはしない病気だから』
厚生労働省も医者もそんな判断をしているが、患者本人はこうしてじわじわと忍び寄る何かが原因で必ず死に直面する体験ばかりを強いられているのをもっと知るべきだ。
ウィルス感染したにも関わらず、健康体でもない抵抗力と免疫力が健常者の半分以下の身体に自然治癒力というものを求めて、身体が弱らない訳がない。
健常者ですら食中毒の毒素で死んでしまう人も存在するというのに如何なものだろう。

いくら働き掛けても訴えても、患者の実態は届きはしない。

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