2014年9月6日土曜日

緊急手術をした

過去の記事に、「この先とんでもない病気や怪我をしたら、どうするのだろう」と書いてあった。

そして、つい先日、そのとんでもない状態が襲った。
腹痛に苦しんで7年だったが、いつものように突然七転八倒するような激痛の腹痛に襲われた。
ベッドの上でのた打ち回り、その内に嘔吐をしだし、私はトイレの前でうずくまっていた。

娘が、どうしたら良いのか呆然としながら背中をさすって、「お母さん救急車呼ぼう?」と言うものの、以前からの原因不明の腹痛で救急外来に行っては何も出来ず、分からずの状況を考えると、またどうせ、そうなんだろうと思い、3時間も我慢して様子を見ていた。


結局、痛みはひどくなり、嘔吐も激しくなり、冷や汗や朦朧として話すことも出来なくなって、娘が救急車を呼んだ。
大学の救急外来で、レントゲン、CT、腹部エコー、採血、尿検査を次々としていっても、はっきりとした問題が中々判らない。
そうこうしている間にも、体温は下がり、バイタルサインは異常になっていく。
そして最終的に再度造影CTをして、消化器科の医師が呼ばれ、検査結果を待っていた。

腸捻転だった。
既に壊死が始まっているかもしれず、癒着しているのは画像から判ったから、緊急手術をしないと腹膜炎を起こしだしていたら命に関わる、と言われた。

医師からは、痛み止めや色々な薬剤の薬疹があるから、非常に限定された状況で手術をしなくてはならない事と術後の対処も難しい事を説明された。
救急外来の看護師は準備をしながら、「こんなに大変なことになっているとは思わなかったわね」と言われ、やはり以前同様はっきりとした症状が確認できず、どこか大袈裟で演技的か、あるいは身体表現性の症状なのかと疑われていたのを、その言葉から察した。

慢性疲労症候群という病名が、いつも訳の分からない状況に惑わす。
そう思えて、腹が立つような感覚と、やっと今回は原因がはっきりして何とか対処して貰えるんだという何とも言えない気持ちだった。

そして、すぐに手術の準備が始まり、説明と同意書の手続きを進め、私は手術室へ運ばれた。


手術は無事終わり、壊死も始まっておらず、腸の癒着を取り除き、切除することなく、腹膜の嫌な状態を修復するだけで済んだ。
術後の痛み止めの対処も限定的な対処しか出来ず、我慢するしかなかったが、痛みに慣れてしまった私の感覚は、痛みなのか何なのかの認識も鈍かった。


やっと、あの何度も救急外来に来た苦痛から開放された。
それでも、こんな大変なことになってしまうとは思いも寄らず、また命に関わる待ったなしの状況に自分がなるなんて。



通院するのが嫌で、行っても埒の明かない仕方のない、解決策のない病院と思っていた、その病院に手術を受けて、命を助けられて、入院するなんて思っていなかった。
全身麻酔の影響と痛み止めの鎮静剤の影響で、ぼんやりしている中で考えていた。

この病院にまさか入院しているなんて。

何故か、心が安らいでいた。
術後の回復期の発熱や咳や寝返りの苦しさはあっても、意識がはっきりしだしてからは安らいで、規則正しい生活と外界からの遮断に静かな気持ちがあった。
とても疲れていた生活。
静養と安静のために入院を何度も薦められた意味が理解できた。

一日毎に回復していく状態だったが、一週間ほど経過した時、急に具合が悪くなった。
腹痛と全身のだるさや痛さ、ぐったりとして、表情も何も気が回らない、何とも言えない嫌な具合悪さ。
また造影CTを受けた。
腸はきれいで、他の臓器の異常もなかった。
多分、術後の持病からくる症状だったのかもしれないと言われた。



そんな状態から回復して12日間で退院した。
私は帰りたくなかった。
もう、あと一週間くらい病院で静かに寝て居たかった。

入院生活を退屈と感じず、不自由とも思わず、制限が嫌だと思わず、規則正しい何も考えなくていい生活がどれ程、安堵するのか実感した。
私は疲れているんだ。そう思った。

2014年6月26日木曜日

慢性疲労症候群と診断されてから

最近、自分が何に悩み、何に苦しんで来たのか考えていた。
私が小学生の頃には、医学界ではすべて 『子どもにはあり得ない』 とされ、ずっと何の手立ても打てずにいた。
それから、明らかに自覚して 「これは絶対に病気だ」 と思ったのは20歳の時だった。
一年半以上のドクターショッピングの後、この診断に間違いないと言われ、私は慢性疲労症候群と判明した。
しかし、結局それは未だに何の手立ても打てない状況に変わりはない。
しかも、手の施しようがないと言われ、現代医学ではどうする事も出来ない限界と言われ、対処療法も苦し紛れの索しかなくなった、いま、過去と未来を考えることが多くなった。

私が苦しんできたのは、やはり病気が人生すべての障害になっていたことだ。
仕事も症状の悪化によって、転職や退職を繰り返し、子育ても思うようにならず、親の手助けも出来ないような、そんな人生ばかりだったなあと思った。

どんなハングリー精神があろうとも、目指す未来に向かって諦めずやり抜こうとする前しか見ない心持で居ようとも、やはり動けない体調不良には勝てない。

ある仕事をしていた時、始業直後から全身に走る激痛とひどい倦怠感を自覚したことがある。
しかし生活のために退職や休職をする訳にはいかず、仕事を続けたが、少人数の職場では欠勤は支障がある。
それで仕方なく辞めるしかなく、職を失った。
失ったからといって嘆いている暇はない。
また次の仕事に就職する。同じ状態で退職する。

そして、ここまで生きて来て、今更ながらに苦しんできた理由が解った。
『治療の出来ない病気に振り回された』
これが私を苦しめる原因だ。
やろうとする事の足を引っ張るのは、いつも、いつも、この病気であるが故なのは紛れもない事実だ。

これから、どうしよう。
この先、どうやって生きていこう。
ただ、そればかり。
どうすることも出来ないことに抵抗しても無理なのが、また苦しみになる。

2014年5月17日土曜日

慢性疲労症候群と歯科治療

知っている人も多いかと思いますが、慢性疲労症候群はセロトニンとノルアドレナリンなど脳機能の一部が誤作動を起こしている問題があるようです。

抵抗力や免疫力が弱いために、口腔内や様々な感染症(いわゆるばい菌)に侵されやすい故に、虫歯や歯槽膿漏がひどくなりやすい。
昨年からあまりに虫歯で歯がボロボロになってしまったために歯科通院しています。

結局、程度がひどいので神経までボロボロになってしまう私は麻酔をして、クラウン(銀歯)を外して相当自分の歯を削らなければならない。
その麻酔で毎回、動悸とめまいのために治療後は具合が悪くなって歩けなくなってしまう。
健常者の方でもアドレナリン(エピネフィリン症候群)という症状で具合が悪くなると歯科医師会のホームページで読んだ。

私は普段から低血圧や徐脈のため、麻酔薬に含まれる定着剤(これがエピエフィリン)によって、いきなり強心剤を打たれたような状態で、アドレナリンとドーパミンが一気に上昇することで、麻酔の効果が薄れて来ると急激な降下が起きて具合が悪くなる。

今日も麻酔をして治療をしたが、終わったらチカチカ目の前がして、頭もクラクラしていたが病院で倒れはせずに済んだ。
現在、歯科医院の方から案内があったのだが、予約をせず 「具合の良い当日に連絡して、すぐ治療する」 ようになっている。

線維筋痛症では歯科治療の後、発症するケースや顎関節症によるものが指摘されている。
私の場合、どちらの疾患も患っているために両方の症状が一気に起こるため非常に治療が難しくなっているのだと解った。


全身のどこにでも現れる症状は…と言われているように身体機能のすべてが反応して更に悪化する結果を招く。
そうは言っても、食べるために口は使わなければ仕方ないし 『歯は命取り』 と誰もが言う通り治療しない訳にも行かない。

何を取って、何を捨て、何を引き換えにするか、考えざるを得ない。

神経を抜くための苦痛や抜歯の痛みは全身を襲い、痛みには耐えられないから、仕方なく痛み止めを飲むしかない。
この先、とんでもない怪我や病気をしたら、きっと傷は癒えても、もう無理だろう。
そんな危機感に未だ軽く考えて気付かない内科医たち。


「だから言ったのに」 と、そうなった時に慌てればいい。そう思っている。
患者の訴えに耳を貸さず、取り返しの付かない思いをしなければ解らないのだから仕方がない。

歯科医師がどれだけの神経を使って治療しているのか解らないでしょう。
大学付属の歯学部が怖がって断った私を真剣に治療してくれる先生に感謝する。
ただ、体調のなるべく良い時を見計らって、と言われても難しいですね。

2014年5月12日月曜日

どうにもならない身体 慢性疲労症候群であること

疲れがひどい。
気持ちは、疲れたとは思っていない。
けれど、ひどい疲労感。

痛みとだるさから、起き上がっていられない。
痛みとだるさのせいで、眠れない。

ベッドに横になると、ふうっと気持ちと身体が楽になるのに一箇所にじっとしてはいられなくなる。
何処へ身体を収めようかと動いてばかりで、結局疲れて起き上がる。

まさに寝ても覚めてもだ。


眠ると疲れるから、眠れない。
疲れるから眠りたい。
目が覚めるとひどいだるさが体中に鉛のように圧し掛かる。

本当は一日中、横になっていられたら、どれ程、楽だろう。
毎朝、そう思うのに痛みで寝ていられない。

こんなことを20年以上も自分が繰り返して来たなんて、まったく想像も着かない。
信じられない。

目覚めている間、私はソファにただ座って、時々横になって、ほとんど動けない。
それは少しでも動けば、背筋、腕、太もも、首、手首、顔面、あちこちが予告もなしに信じられないほどの激痛が起きるからだ。
サポーターで圧迫したり、苦しくなって外したり、ずっと気が休まらない。


鎮痛剤の使えない私は、ただじっと時間が過ぎるのを待っているだけ。
座っていてもめまいがする。
何をしていても、どうにもならない。
これが慢性疲労症候群なのだとは思いたくない。
この病気のせいで具合が悪いと感じられない、実感がない、納得できない。

ずっと起き上がれなかった時の事を覚えている。
スケール10のうち、今表現するなら恐らくレベル9だと思う。
あと一歩だ。